堆肥まきと桃の苗木

農業で使う肥料にはいろいろなものがあります。

大きく2つに分けると有機肥料と化学肥料があります。

有機肥料とは植物や動物由来のものを、乾燥や発酵させて作った肥料。
化学肥料は鉱石や空気から、化学的に肥料成分を取り出したものです。

アカシノウエンでは特にどちらが良いとかは決めずに良いとこ取りで使用しています。
肥料を多くやりすぎると、味にも影響がでますし、環境にも影響が出るので、必要なところに必要な物をやるようにしています。

ここの畑は腐植という栄養を保持するものが足りていないので、堆肥をやります。
腐植というのは、植物などが分解されてできるもので、土に肥料成分を蓄えてくれるものです。(黒っぽい土の感じです)

腐植が少ない土は肥料をやってもすぐに抜けてしまうそうです。

草を何年も積み重ねて、それで腐植を増やせば良いのですが、農を仕事にすると、その時間がない場合があります。

そんな時に、堆肥には腐植が多く含まれているので、堆肥を撒きました。
桃の苗木を春に植えてひと夏が過ぎました。
あまり大きくはなっていないのですが、地下では根っこが育っています。

根っこが伸びると、来年から枝も勢いよく伸びます。楽しみです。